初年度納入金と教育ローン
受験にかかる費用も少なくはありませんが、
入学金や初年度納入金はいくらかかるのでしょうか。私立国公立大、自宅自宅外通学の差は?
センター試験の申し込み受付が始まりました
●出願の期間は,平成25 年10 月1 日(火)から11 日(金)まで
●試験の実施期日は 平成26年1月18日(土)、19日(日)
前年平成25年度での志願者は57万人で、その前より1万8千人近くが増えています。
今や高卒者の7割が進学する時代となりました。
(大学・短大への進学率:53.2%、専門学校への進学率:17.0%、文部科学省平成25年度「学校基本調査」)
親御さんにとりましては
大学入学時が教育費にかかる負担のピークです。
くわえて受験にかかる費用も軽視はできません。
入学後はアパートや下宿をかりての自宅外通学となることも少なくはありません。
地方から大都市の大学へ入学なさる方はもちろん、
昨今の大学は市街地からはなれ郊外のキャンパスも
多くなっておりますので、やむなく自宅外通学となることもありましょう。
アパートや下宿を決める際には、下見やら引っ越しやら何度か足を運ばなければなりません。
学生本人と親御さんが同行するとなれば宿泊代等結構な費用となり、それらも見過ごしはできない額でしょう。
下は4年制大学の初年度納付金の平均額です。↓
●国立大学の初年度納付金: 817,800円(授業料535,800+入学金282,000)
●公立大学の初年度納付金: 935,555円(537,960+397,595 )←地域外入学者
●私立大学の初年度納付金:1,315,882円(859,367+267,608+施設設備費188,907)
〓上記の資料〓
国立:文部科学省官令による標準額、
公立大学:平成24年度学生納付金調査を参考
平成24年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査
これは大学へ納付する授業料+入学金+施設設備費(私立)
金額で
受験費用や入学後の諸経費は含まれておりません。
私立大学の
受験から大学入学までにかかる費用の調査があります。
自宅通学者で平均 約152万円、
自宅外通学者になると平均 約210万円、
という調査結果です。
受験から入学までの費用(自宅・自宅外) | ||
費用の内訳 | 自宅外通学 | 自宅通学 |
受験費用 | 230,700円 | 206,600円 |
家賃 | 61,800円 | ーー |
敷金・礼金 | 218,100円 | ーー |
生活用品費 | 279,700円 | ーー |
初年度納付金* | 1,315,882円 | 1,315,882円 |
合計 | 2,106,182円 | 1,522,482円 |
*初年度納付金は文部科学省
「平成24年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)」。
*初年度納付金のうち、授業料は年2回(前期と後期)に分けて納付する。
(出典:私立大学新入生の家計負担調査東京地区私立大学教職員組合連合
h ttp://www.tfpu.or.jp/12kakeihutan.pdf
また同調査によりますと
入学の年にかかる費用は、
自宅外通学者で平均295万円となっています。
同調査の世帯平均税込み年収は875万2000円ですから、
世帯年収の34.2%に相当します。
●自宅外通学者が仕送りしてもらう金額の平均値は、
5月(入学直後で何かと物入り)が10万6500円、
6月以降の月平均は8万9500円となっています。
以上はあくまで目安で、大学あるいは理文の系統などにより
その差がかなりある場合もあります。
いずれにしましても、このようにまとまった金額が必要となっています。
どのようにしてまかなうのかご準備ができている場合は
いいのですが、
貯蓄や学資保険では、金額が足りない、あるいは満期日まで待つと間に合わないというようなことになるかもしれません。
不足分を補うためあるいは最初から、奨学金や教育ローンのご利用を検討なさっているかもしれません。
前回は奨学金と国の教育ローンを比較して
ご紹介しました。
//www.教育ローン比較.jp/category17/entry44.html
次回は10月7日更新予定です。
おすすめの教育ローン<その2>として
JAバンクと労働金庫の教育ローンを比較して
ご紹介いたします。つづく