国の教育ローンの保証料が引き下げ。

国の教育ローンの保証料が引き下げ。

2014年10月より
国の教育ローンの保証料が引き下げになります。
来春進学の入学金準備はお済みでしょうか。
今までの保証料との比較や注意点なども。

今月から国の教育ローンの保証料が引き下げになりました。

 

2014年10月1日ご融資分から、教育資金融資保証基金(以下、保証基金)の保証料の引き下げが適用されます。

 

来春、 大学や専門学校等へ進学予定の、ご子息がいらっしゃるご家庭では、
入学金や学費の準備を考えていらっしゃることとおもいます。

 

保証料引き下げ

教育資金の不足には、多くの方が奨学金(日本学生支援機構奨学金)をご利用なさいます。
しかし、入学金を含め初年度納入金などには、
奨学金の給付時期では間に合わないことがほとんどです。

 

(当サイト内に詳述してあります→おすすめの教育ローンは?【入学金・初年度納入金】)

 

その場合のために、初年度分は教育ローンを併用して賄うことが多いのですが、
やはり金利の低い「国の教育ローン」を最初に検討することになりましょう。

 

国の教育ローンの内容は、当サイト内の以下のページをご参考になさってください。
(参考:国の教育ローン・ここが変わった《平成25年》

 

融資に対しての保証ですが2つの方法があります。
1)連帯保証人をたてる保証 と
2)保証基金による保証 です。

 

連帯保証人がいる場合は良いのですが、
ひとさまにお願いするより、 気が楽ということでしょうか
保証基金による保証 を利用する方が多くなっています。

 

その保証基金の保証料金が、10月1日から引き下げになったというわけです。
保証料は、融資の際に一括で差し引かれて振り込まれます。
保証料の金額を決定するものは、下の3要件です。
融資額
返済期間
元金据え置き期間

 

保証料の例(目安)を挙げてみましょう。
(「国の教育ローン」サイトから転用:https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/kikin.html)

 

 

 

 




























返済期間

融資額100万円あたりの、保証料
元金据置期間なし
元金据置期間2年
元金据置期間4年
5年
26,035円 31,242円 36,449円
10年
51,652円 61,982円 72,312円
15年
77,686円 93,223円 108,760円

?交通遺児家庭、母子家庭の方は、上の表の2/3の額になります。

上の表から一つの例を取りだしてみましょう。
    

融資額:100万円
返済期間:10年
元金据え置き期間:4年
保証基金による保証料:72,312円

 

先ほどもお話ししましたが、保証料72,312円
融資金100万円から、最初に一括で差し引かれます。
この保証料が、今回どのくらい引き下げになったかと申しますと、
9月30日までは、上記例で94,453円でしたから、
22,141円安くなったということです。

 

国の教育ローンのサイトには
教育ローン用 返済シミュレーション」が用意されています。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/sim.html
ボーナス月の増額返済や利息のみの返済など、
詳細な返済条件も設定記入して、返済計画にお役立て下さい。
もちろん、保証料も計算されます。

 

以上、お話ししてまいりましたように、
国の教育ローンは保証料が利息とは別途で計算されます。

 

民間金融機関の教育ローンは、2つのタイプがあります。。
金利に保証料が含まれている。
金利と保証料は別途支払い。

 

比較する場合は、単に金利を比べるのではなく
保証料を含めて検討なさってください。
■教育ローン比較のポイント

 

            (2014年10月/記)