奨学金と教育ローンの違いと注意点

奨学金と教育ローンの違いと注意点

奨学金とはいえほとんどが返済が必要な貸与型です。奨学金といえば聞こえはいいのですが返すのですからローンとおなじことです。それなら、教育ローンとどこが違うのか。どっちが得なのか。併用はできるのか。
利用する以上はその特徴や違いを理解し正確な知識をもって賢い選択をしたいものです。
奨学金と教育ローンの違いを平易に説明した動画を紹介します。

奨学金と教育ローン。どっちを借りる?併用?

 

当サイト内『奨学金と教育ローン。どっちを借りる?』では奨学金と教育ローンの違いを掲載しています。また奨学金と教育ローン両方の利息を比較し、返済時の注意点から減額返済や期限猶予制度もご説明してあります。

 

 

同様の内容を簡潔に説明している動画がありますのでご紹介します

 

 

奨学金アドバイザーの久米忠史氏のYouTubeです。久米氏は奨学金の講演会や情報サイト「AllAbout」への寄稿など、奨学金に関するエキスパートとしてで知られた方です。ご著書も多く、比較的新しいものでは
『奨学金まるわかり読本 2020: 借り方・返し方・活かし方徹底アドバイス』 があります。

 

 

 

YouTubeのタイトルは『【知らないと損】奨学金と教育ローンの違い&返済』で、約16分強の長さです。日付は2020/05/02です。

 

奨学金と教育ローンの違いや心得ておくべきことをわかりやすい口調でお話しされています。

 

下の動画以外にも久米忠史氏はYouTubeへ解説動画を揚げています。

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    奨学金アドバイザーの久米です
    今回の動画ではですね奨学金と教育ローンの違い
    そして
    皆さんが一番心配している奨学金の返済について考えていきたいとおもいます
    奨学金の支給が始まるのは進学後ですよね
    したがって合格発表後に必要なお金は
    奨学金以外で準備をしなくてはなりません
    で多くの家庭では教育ローンを借りて
    対応していますね
    奨学金と教育ローンの違い
    奨学金の借り主は子供
    そして教育ローンは保護者が借主になりますもんね

    教育ローンにも公的な教育ローンと民間の教育ローンがあります
    公的国の教育ローンは日本政策金融公庫が行っていますね これ公的な金融機関
    民間の教育ローンは様々ですよね
    あらゆるところがやっていますよね
    でもし教育ローン考えるんであれば国の教育ローンから考える方がいいと思い
    ますね
    理由は簡単 利息がまあ非常に低いやすい
    しかも母子家庭とか父子家庭ひとり親家庭とか
    収入厳しい家庭にはもっと利息を
    下げます 返済期間を長くしますよと優しい制度がありますね
    最新率を見ると1.66%これ固定だけですね
    で母子家庭とか父子家庭に該当すると1.26% 0.4%猶予されますね
    一口に教育ローンといっても様々なんです
    で国の教育のもそうなんですけども銀行さんもいろいろ持っていますね
    で中には民間の銀行でもですね
    キャンペーンなんかを打ってこの期間に申し込んでもらえれば利息優遇しますよという
    こともあるあります
    で注意をしてほしいのが信販系カード型の教育ローンですよね
    まあ一般論ですけども信販系は利息が
    高いと言われていますね この後解説しますけれどもやはりね1パー2パーの差って
    結構支払利息額に影響を与えるんですよね
    国の教育ローンの リーフレットがありますね
    簡単なリーフレットでもし このお手元に国の教育ローンのリーフレットない方は
    インターネットでも国の教育ローンて検索すればすぐ出てきますね
    ぜひチェックしてくださいインターネットでも申し込めますよ
    これからは子供が借りる奨学金
    そして保護者が借りる教育ローン これを上手に組み合わせることが必要になってきますね
    じゃあどう組み合わせれば良いかというヒントをお話しします これ
    利息の仕組みの違い
    黄色い部分を見てくださいね 教育ローンは借りた翌日から原則利息発生しますね
    奨学金は在学中に利息発生しません
    で利息の低いこの国の教ローンをと比べても
    奨学金の利率がものすごい低いことがも分かると思いますね
    借りて返済していくイメージ 教育ローンは借りた翌月から分割で返済始まってかつ
    利息の支払額はありますもんね 奨学金は大学で4年間
    専門学校で2年間毎月毎月借りていても返済は卒業後から

     

    しかも利息はものすごく低いと黄色い部分が
    奨学金の大きなメリットと言えると思います
    じゃもっと具体的に見ていきましょうね
    同じ金額を借りて同じ年数で返済する場合の支払利息 総額の違い
    240万円を借りて15年間で返済するということは
    大学で月5万円を4年間
    あるいは専門学校で月10万円を2年間借りた場合
    さあこれ国の教育ローンの現在の利率で計算すると

     

    利息総額は約31万円 これは15年間で240万円を返した上にかつ31万円払うと
    理解してくださいね
    じゃあこの国の教育ローンの  年3月を終了者 固定方式で計算するも
    約13,000円 同じ金額を借りて同じ年数で返しても約30万円ものちがいがあるん
    ですよね
    ですのでこれ国の教育ローンよりももっと利息の高い教育ローンを借りているとねその
    差は40万円あるいは50万円になる可能性が十分にあるんですよね
    だからこういうこと 皆さん 親の気持ち思いはね
    奨学金はな子供の借金やからがあんまり子供に負担かけたくないから奨学金を子供には
    最小限度借りてもらって残りは夫婦で教育ローンを借りよかなーっていう気持ちはわかります
    もうそれも普通に子供を心配する親の思い
    親心やと
    思います たださっきの利息の仕組みの違いを理解してかつ卒業後に親子で協力して返済
    していくであれば
    奨学金を大きく借りて教育の最小限度にするそのことが結果的に支払い総額を
    節約少なくするポイントにつながるんだぞ
    さもなんといっても親子のコミュニケーションもここに尽きると思いますね
    子供が受ける入試によってお金が必要な時期で変わってきますもんね
    あるいは学費の減免制度も変わってくるかもしれませんからねぜひこの親子の
    コミュニケーションねこれを第一に意識して臨んでほしいと思います
    ここからはですね
    みんな心配する奨学金の返済ですね
    じゃいくら返さんとアカンのか見ていきましょう
    2年間借りた場合の毎月の返済月額の目安
    無利子の第一種毎月9000ほど
    第2種月10万円を2年間借りると14000を15年間支えさんとあかん
    だから自宅から地元の短大とか専門学校へ進学するんやったらまあ
    毎月9000からまあ16000くらいかな
    まぁこれぐらいだったらねぇ頑張って返せるとは思いますね
    じゃあ4年間借りたらどうなるか
    当然金額は一気に増えてきますもんね
    無利子の第一種毎月1万4000円第二種10万円を4年間借りると
    22000を20年間
    12万円を4年間借りると26000を
    20年
    奨学金の返済月額と返済年数は借りた総額によって決められてくるね
    最長20年
    ため息出ますよねー
    日々生活をしている保護者の皆さんは実感できますもんね
    奨学金の返済は楽ではない
    たいへんだと思いますね
    新聞にも以前から奨学金を返せないということがまあ問題になってね
    新聞とかで目にする機会増えていると思いますよね
    奨学金の返済はですねー
    大学を卒業して7カ月目から始まりますね
    例えばさん 3月に卒業したとすれば10月から返済始まる
    無事ね
    就職できたら特に正社員で就職できるんだったらできたんやったらまぁなんとかなるか
    もわかりませんね
    でも
    いつの時代も高校生も大学生も就職状況というのは社会情勢
    景気に影響されますもんね
    現在の保護者50代だったらバブル崩壊を経験しましたね
    40代も
    ITバブル崩壊あれもリーマンショック
    就職氷河期経験された方も多いんじゃないですか
    じゃあもし何かあって返せなくなったらどうなるのか
    まず返済滞る滞納すると3%の延滞金が上乗せされる
    この延滞金は実はね以前は10%だった
    それが5%に引き下げられてこの2020年の4月以降ははたさらに3%で引き下げ
    られまし
    た下がったといえやっぱり延滞金はやっぱり重いですよ
    その延滞金も含めて翌月かえさなければ次のステップに進めない
    次のステップといえば救済制度
    で3ヶ月の滞納があると個人信用情報機関に登録されます
    このことを世間ではブラックリストにのると言ってますよね
    ブラックリストに載ってしまうと
    子供が社会人として生活を送るうえでね
    カードが作れないローンが組めない
    不自由が出る可能性があるんですよね
    あとねこれブラックリストのそうなんですけども長期間放っておくと現実的には
    法的措置裁判に訴えられて給与とか財産の差し押さえ
    あり得るんですでも現に起こっているんです
    日本学生支援機構が公表している資料
    これはねー
    平成29年度に新たに返済始めた方の中の滞納率はわずか2.6%ですよというふうに
    は書かれていますね
    まあこの2.6%の方はまあいろんな理由があるんかわかりませんね
    まああるいは本人のまあうっかり忘れ
    あるいは怠慢かもしれませんじゃあ逆にねこの97.4%の方は
    どんな気持ちで返してるんか僕ね決して僕
    楽に返してるんじゃないと思いますよ
    少ない給料から必死の思いでですね
    節約して切り詰めて返済しているのが
    若者の大半の本当の姿じゃないかなと僕は思います
    進学は目的ではありませんもんね
    でしょう そこを絶対にはき違えないでほしいと思う
    進学は手段に過ぎない 成長するための 進学して成長して社会で活躍するための手段に
    すぎない
    そこをへ
    進学することどこそこ大学行ったらもう安心とか
    どこそこ行ったらもう勝ち組とか思いこんどったら
    分かりませんよ
    奨学金は借金 皆さんのお子さんは背負う大きな大きな借金で
    でも単なる借金に終わらせるかどうかはここや ここでどう進学に向き合うかによって
    変わってくると思っています
    これはあくまでも僕の個人的な考え方なんで
    違うと思う方はまあ聞き流してください
    何台高級外車を持っていようが
    ブランドの服ブランドの時計 ブランドの時計どんだけ持っていようが身につけていようが
    人間の価値は変わりませんね
    でも教育は皆さんのお子さんの将来の価値を高められる可能性は秘めていますね
    だからお前はなぜそこの学校に行くの 卒業してどうなりたいの ということを何度も何
    度も何度も今一度親子で話し合いをしてほしい
    で話しあいした上でお子さんの将来の為に進学が必要で 奨学金を借りるのであれば
    お兄ちゃんなお姉ちゃんなあんた卒業した
    ら毎月2万円返すやで 肝に銘じて進学させてください
    で進学した以上はちゃんと勉強するのは当たり前
    資格とるんであればとるのも当たり前
    一番大事2年間4年間でいろんな立場の方いろんな年齢の方と交流して
    コミュニケーションする力を養ってちゃんと働くというふうに
    奨学金を単なる借金ではなくお子さんの将来の価値を高める投資として活用してほしい
    と思いますね
    そうは言ってもね病気した仕事地までへんかったくるかも考え
    救済制度返還期限猶予
    最長10年間返済待ってあげますよ
    減額返還 これ毎月の返済月額を1/2
    3分の1小さくして倍の期間で返しましょうねって救済制度 でもこれはね
    自己申請なんですよ 病気した
    仕事つまりへんかったほっといたら延滞金かかってくる
    ブラックリスト乗ってしまう
    よね でもね猶予が認められたら
    返済も待ってもらえる上に利息も延滞金も免除
    ゼロだ厳しくなったら必ず救済制度を申請する
    このことも含めてちゃーんと親子で情報共有していてくださいね
    今回のまとめですね 奨学金と教育ローンの利息の仕組みの違いをきちんと理解し
    ましょうね
    で奨学金を滞納すると延滞金
    あるいはブラックリスト載るペナルティあるよって 長期間の滞納が続くと法的措置も
    起ってるんですよ
    救済は自己申請で最後
    これも大事
    どこでね
    奨学金は申し込みから借り終わるまでは在籍する学校が窓口
    例えば予約採用やったら高校の先生の職員ね
    で進学した後借り終わるるまではこれ学校の学生課の職員
    だから仕事としてなされてますからね
    息子娘がぼーっとしとっても おいおめぇこの書類を忘れてるで
    いついつまで出さないかんでぇと言わ肩叩いてくれるかわかんないね でも卒業すると初めて本人と
    学生支援機構との直接のやりとりになりますね
    だから
    まあ今の段階からね卒業したらもう誰も大人関わってくれないわけなんで
    自己意識自己管理ちゃんとねそのところの
    覚悟持つことが大事ですね
    僕のホームページ奨学金なるほど相談所ってありますね
    またよかったら活用してもらえればと思います

     

    ※YouTubeの文字起こしから一部整文しております。